女子プロ野球界に激震が走っています。なんと日本女子プロ野球リーグが11月1日に4球団で計36選手の退団、引退を発表しました。
リーグに所属する女子プロ野球選手71人のうち36人、コーチなどの指導者が6名退団と計41名がチームを去ること、選手だけでもほぼ半数の人が退団って尋常じゃないですよね!
選手は何故退団しないといけないの?理由は?ストライキ?などの憶測を呼んでいます。また埼玉アストライアの加藤優さんはどうなるの?引退?現役続行?などとの心配の声があがっています
退団の理由と加藤優さんの今後は?
女子プロ野球選手の退団理由
日本女子プロ野球機構は「わかさ生活」という健康食品会社が3億円を出資して設立した機構で、2010年に2球団でスタートをして、2019年現在では育成球団を含め4球団で活動をしています。
実は球団は全て「わかさ生活」が運営していて、選手やコーチは同社の従業員としての契約を結んでいました。男子のプロ野球である日本プロ野球機構(NPB)とは大きく異なっているんですよね。
しかし同機構は経営難に陥ってしまいました。
今季は入場者数が約4万人の減少、1球団辺り約1.5億円の赤字になっています。
1球団で1.5億円の赤字という事は4球団で6億円の赤字ってことですよね。経営難というより経営危機じゃないですか?!
そこで2020年以降の継続の為に球団を運営する企業や団体の新規加入を訴えてきましたが、ビジネスとして利益が出ない以上、加入する団体が現れないのが現状です。
そして選手に対して契約を変更することになります。その契約内容は
- シーズン中の給料は固定給+出来高払い
- オフシーズンは同社社員として働くor選手個人が働き先を見つける
というものだったのです。
金額の詳細はわかりませんがプロの選手として納得のいくものではなかったのでしょう。プロの選手としての夢が無いですよね。他のスポーツの実業団選手だってオフシーズンは練習や合宿などで仕事の量が免除がされるのに…選手個人が働き先を見つけるってちょっと可愛そうですよね。
実際に加藤優さんが退団理由を語っています。
退団理由を要約すると
- 小さい女の子や学生の憧れ、目標となる環境を創らないといけない
- 女子野球には夢と希望があると言える環境創りがしたい
という2点です。つまり
現状の女子プロ野球には夢と希望が無いので、野球をしたい女の子が憧れるような環境を創りたい
ということですね。
ジャパンカップとは、プロ・アマチュアが一堂に会し女子野球の頂点を決めるトーナメント大会。年に1度の大会に引退選手は出場させないという機構の決定ってどうなんでしょう?一生懸命に試合をし勝利して掴み取ったジャパンカップの切符を使いきれない、加藤優さん達アストライアの選手の事を想うとやりきれない気持ちになります。
全くもって選手ファーストではない女子プロ野球機構。選手と機構の間にはもう埋められない溝ができてしまっているんでしょうね。
今後の女子プロ野球にはすでに入団テストが行われ8名が内定済です。来季は若手中心の2球団で継続するようですね。
加藤優は引退?現役続行?
美しすぎる女子プロ野球選手として有名な埼玉アストライアの加藤優さんの今後ですが。
引退はしないそうです!
今後の活動については、まだ最終戦が終わっていないので詳細は発表できないんでしょうね。
でも引退ではなく現役続行とのこと、計画していることがいくつかあるそうですので、本人からの発表を待ちましょう。
まとめ
女子プロ野球選手36人退団の理由についてでした。
経営難からの給与や待遇面での契約変更が原因でした。選手の方々はとても残念だと思いますが1チームにつき約2億円の赤字だということを聞くと、仕方がないことなのかもしれませんね。
加藤優さんは引退ではなく現役を続けるそうですが、11月8日の最終試合の後に何らかの発表があると思います。今までの傾向からツイッターでの投稿で分かりそうな予感がします。加藤優さんのSNSが楽しみですね!
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